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候のことば 【桜始めて開く 】

2025.03.25

春の訪れを告げる桜の便りが届くころとなりました。
卒業式や入学式と、学校にとっても大きな節目の季節。
教室の窓から見える桜のつぼみも、子どもたちの成長とともに、ゆっくりと花ひらいていきます。

古来より桜は人々に愛され、さまざまな歌にも詠まれてきました。

散ればこそ いとど桜はめでたけれ
うき世になにか久しかるべき
— 作者未詳「伊勢物語」第82段「渚の院」に収録

儚くも美しい桜の姿に、限りある時間の尊さを感じます。

私たちもまた、子どもたちの「今」を大切に見守りながら、裁縫用具・家庭科教材を通じて学びを支えていきたいと思います。

新年度もどうぞよろしくお願いいたします。